津山市保育所職員研修
日 時 令和5年1月19日(木) 13:30~15:00
研修の種目 オンラインライブ研修
講 師 玉川大学 乳幼児発達学科教授
大豆生田 啓友 先生
内 容 「子どもと遊び」「子どもと保育者の関わり」
「子ども主体の保育を実現するには」等をキー
ワードに保育実践の講演
『子どもの主体性を尊重する質の高い保育を求めて』
すべての園で、子ども主体の質の高い教育・保育を保障すること、そのための人材育成が求められている時代である
事例をもとに
① 虫のだっぴ~2歳児虫好きのA君の姿から~
「困ったちゃん」の中にも、その子の「よさ」をいかに見つけ出すかその子の好きなことを発見→環境の準備
その子の夢中になるブーム(もっと知りたい)→主体的な学び(教育)
他の子にも育ち合いが起こる
「主体性」は、「その子らしさを」尊重することではないか
② はじめましての本棚に
絵本は、子どもと保育者、子どもと子どもをつなぎ、園が安全基地になるためのツールとなる。
子ども主体の保育は、保育者主体の保育でもある。「共主体」の保育
➂ はじめてのサークルタイム
~3歳児クラスでのチャレンジから生まれた保育~
サークルタイムを行うことで、子どもの声を聴き、実現する保育になっていったこと(自己実現)
子どもの声を共有することによって遊びの発展や継続性につながる育ちあいが生まれる保育へ
➃ 5歳児みかんプロジェクト~ドキュメンテーションにチャレンジ~
保育の引き出しは、子どもの中にある
家庭との往還
共主体の保育
保育の質を高めている園の特徴は
協同的な活動を重視している
保育者が子どもの姿を「振り返り」「語り合う」風土がある
職員同士の関係性(同僚性)が良好である
子どもや保育の姿を保護者に伝えるなど家庭や地域に開かれている
園長や副園長、主任及び中堅層が中心になって保育を変えてきた
振り返りや語り合う風土の形成が保育の質にかかわってくる