オンライン 師岡 章先生
園長・副園長・園長補佐・主任・副主任 48名参加
今年度の幹部研修は、コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、オンラインでの研修となりました。講師は、白梅学園大学の師岡章氏で「魅力ある園となるための方策―リーダーの役割に注目して―」と題してお話をしていただきました。
1.園経営の現代的な課題では
(1)職業としての保育へのまなざし
(2)職員の仕事内容の変化
(3)職場としての保育所固有の問題点の3点について、細かく話を
してくださいました。その中でも特に心に残ったことは(2)の職員の仕事内容の変化で、以前よりも仕事内容が複雑で、子どもの保育のみならず子育て支援もしていかなくてはならず、保育士の負担が増えていること、また事務仕事の増加も離職や保育士不足の原因の一つと考えられる事など、様々な課題があることを改めて感じました。
2.魅力的な園にするための方策では
(1)保育の魅力を実感・共有していく
(2)会議を見直す
(3)事務仕事を見直す
(4)同僚性を生み出す
(5)居場所づくりを見直す
(6)多職員連携を進める
(7)研修・研究を充実させる の様々な視点で魅力的な園になるために必要な要素を考えるヒントを頂きました。特に会議を見直すという点は今すぐにでも取り組めるものではないかと思っています。
3.リーダーに求められる力量と役割では
(1)経営への意義
(2)経営的力量の性格や特徴
(3)リーダーの資質の3点で、これはまさに幹部研修で学ぶできところでした。
「名選手、名監督にあらず」という言葉が心に残りました。名監督(リーダー)になるためには何をすべきなのか、逆を言えばどんな人でも良いリーダーになる事が出来ると捉えられるのではないでしょうか。
今回はリモートでの研修でしたが、とても濃い内容であっという間に時間が経ちました。
今後、津山の保育園として魅力あふれる園となるよう、
どの園でも取り組んで行きたいと思います。